運賃改定と大井町線の車両置き換え発表

東急電鉄は2022年1月7日に、鉄軌道旅客運賃の変更認可申請を国土交通大臣宛に提出したと発表しました。改定時期は2023年春を予定しており、消費税増税に伴う運賃改定を除くと、2005年以来18年ぶりとなります。今回は、こどもの国線を除く鉄道線、軌道線の普通運賃とその通勤定期運賃が改定となるようです。通学定期運賃と、こどもの国線の普通運賃、定期運賃については、現行のまま据え置きとのことです。

2022年1月7日に発表されましたが、翌8日には各駅に運賃改定を知らせるポスターも貼られていました。

fare_revision_2023_01

各駅に掲出されたポスター@緑が丘

なお、運賃改定の補足説明資料には、向こう5か年の設備計画の概要が記載されていました。その中の車両設備に関しては、大井町線で新型車両への置き換えを実施するとの記載がありました。大井町線で運行される車両で最も古い形式は9000系(15編成)となりますので、形式名は明記されていないものの、事実上9000系の置き換えが発表されたと捉えてもいいでしょう。

fare_revision_2023_02

2009年から大井町線の主力として編成数を増やした9000系@緑が丘 – 自由が丘

第1編成が誕生して2022年で36年になります。全編成が機器未更新であることから、いよいよ9000系の終わりの始まりとなるでしょう。そして、2018年から2019年に改造が行われた9020系の今後も気になるところです。