東急電鉄・横浜高速鉄道の列車番号について

列車番号とは

列車番号とは、各列車に付与される固有の番号である。1つの路線内で1日のうちに重複する列車番号は存在しない。東急線および横浜高速鉄道線での列車番号は、6桁で構成され、各桁は下記のように分類される。

1.運行番号

運行番号は、その日に走行する編成1本ずつに一意に割り当てられる。通常その編成が出庫してから入庫するまで、運行番号が変更されることは無い。ただし、ダイヤ乱れや車両不具合などにより、折り返し駅などで変更される場合がある。また一度入庫しその後再出庫する場合、入庫前後の運行番号が同じでも必ずしも同一の編成が充当されるわけではない。

6桁の列車番号のうち、上3桁が運行番号に該当する。

2.始発駅の発車時刻

始発駅の発車時刻の「時」が入る。例えば、始発駅が16時30分発の場合、値は「16」となる。他社からの直通列車の場合、東急線の駅で最初に発車する駅が始発駅となる。東京メトロ副都心線からの直通電車は渋谷駅、東京メトロ南北線・都営三田線からの直通電車は目黒駅、相鉄線からの直通電車は新横浜駅、東京メトロ半蔵門線からの直通電車は渋谷駅の発車時刻がそれぞれ適用される。2013年3月16日に休止された東京メトロ日比谷線からの直通電車は中目黒駅の発車時刻が適用されていた。

大井町線・田園都市線の相互直通電車、東横線・みなとみらい線の相互直通電車及び、東横線または目黒線・東急新横浜線の相互直通電車は、それぞれの路線を通して最初の出発駅が始発駅となる。鷺沼発大井町行きの場合、鷺沼駅の発車時刻が適用され、大井町線内も同じ列車番号となる。また、東急各線内で種別が変更される場合も同様である。渋谷から長津田まで回送され、長津田から営業列車となり中央林間行きとなる場合、渋谷駅の発車時刻が適用される。

6桁の列車番号のうち、4桁目と5桁目が始発駅の発車時刻に該当する。

3.上下区分

上下の区分をする。下りは奇数、上りは偶数となる。時間帯と運行番号ごとに一意に振られ、下りは「1」から、上りは「2」から始まり、同時間帯に同運行番号の列車が有る場合は2ずつ増えていく。13時00分発と、13時30分発の下り電車が同一の運行番号である場合、13時00分発は「1」、13時30分発は、「3」となる。

6桁の列車番号のうち、下1桁が上下区分に該当する。

運行番号表示の規則

運行番号は各列車の先頭車両に表示されている。東急線を走る車両は、全編成に運行番号表示器が取り付けられている。なお、直通運転を行っている各会社の車両も同様である。

各列車に表示される番号は、必ずしも運行番号がそのまま表示されているわけではない。各路線の運行番号と正面の運行番号表示の関連性を、下記表にまとめる。非営業列車については、この規則ではないことがある。