7700系の終焉

2018年11月24日に行われたさよなら運転から1か月が経ちましたが、さよなら運転の翌日に行われた廃車回送をもって、7700系の東急線内での運行は全て終了しました。第1編成が改造されてから31年の間、大井町線、目蒲線、池上線、東急多摩川線を中心に運転されました。

今まで東急各線で活躍した7700系をまとめました。

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目蒲線で運行されていた頃の7700系。この頃は4両編成で運行されていた@大岡山 – 奥沢

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目蒲線の運行系統分断により8編成が池上線で運行を開始した。千鳥町で並ぶ7700系@千鳥町 – 池上

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池上線ワンマン化に伴い池上線に転属した3編成は通称 歌舞伎顔として運行を開始@石川台

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池上線ワンマン化に伴い余剰となったサハ7950の3両を改造して造られた7915Fは、中間車を先頭車化したため、前面が9000系に似た前面となった@久が原 – 千鳥町

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2007年には7903Fが多摩川アートラインプロジェクトの作品として、装飾が行われた@鵜の木

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7000系第1編成から改造された7910Fは、2012年頃より赤帯をはがされた。2012年10月に運行された、池上線90周年記念列車では、車番も7000系の番号に戻された@池上 – 蓮沼

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その後は、2代目7000系や1000系1500番台の投入により、徐々に数を減らした。それでも2018年夏頃までは6編成が活躍していた@池上 – 蓮沼

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2018年の夏過ぎから急速に数を減らし、11月24日のさよなら運転をもって旅客運転は終了した@千鳥町 – 池上

初代7000系が運行を開始してから半世紀強、東急沿線の発展を見届け来た車両と言ってもいいでしょう。2回目の東京オリンピックまでの活躍は叶いませんでしたが、一部車両は地方鉄道へ譲渡されており、しばらくは活躍が見られそうです。